高品質ロープのご紹介
ロープの用途
ほとんどは漁業用に開発されているため、その中から合った使い道を選びます。
アンカー用、工事用命綱、電線工事(電線を引っ張る)、船舶用には、価格と使いやすさの面で、ナイロンクロスロープが一般的に使用されます。
「アンカー用に適しているのはどれか?」という質問が多いですが、レジャー船の場合、通常水に沈めばどれでもいいと思います。ただし、細すぎると手が痛く、太すぎると邪魔になり流れの抵抗になります。
12ミリから16ミリあたりがオススメです。
編み方について
クロスロープ
大きな特徴はキンクしないことです。
- ロープを持ってひねります。
- ただ捻れただけで、なんともなっていません。
- これはどちらの方向にひねっても同じです。
ということは全体で(8本)で力を受けますので、強度は変わりません。
【クロスロープは8本で撚っています】
3本撚り(3ツ打ち)の場合は
- 同じようにロープを持って撚りと反対方向にひねります。
- キンクしてしまいます(3本撚りがバラバラになる)
この状態は3本がバラバラに力を受けるので非常に弱くなってしまいます。 - 手を放しても戻りません。
ロープの材質と説明
写真 | 材質・説明 |
ナイロン 破断力に強い、水に沈む、扱いやすい、ショックに強い、テトロンよりも安い |
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テトロン(エステル) ナイロン、クレモナより比重が重い。ナイロン、クレモナに比べて硬くなりにくい、ナイロンよりも高い。 ※テトロンは㈱帝人と㈱東レの商標で、エステルが㈱ユニチカと㈱東洋紡、他の商標です。原料はポリエステルで同じです。 |
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エステルスパン ポリエステルの原料で糸質をクレモナ風に製造したもの |
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クレモナ 水に沈む(比重はナイロンと同じくらい)、擦れ(スレ)に強いナイロン、テトロンより硬くなる、縛るのに適している(すべりにくい)、ナイロン、テトロンより一般的に高い。 ※クレモナは㈱クラレの商標で原料はビニロン |
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ビニロン 原料はビニロンで㈱クラレ以外の原料を使用した製品 |
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ポリプロピレン 水に浮く(比重が軽い)、縛るのに適している(すべりにくい)、安い |
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ポリエチレン 水に浮く、水に強い、安い |